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中高年から増える膝痛の種類と原因

圧倒的に多い加齢に伴う中高年の変形性膝関節症

30代から40代以降にかけては、個人差こそあれど何かと体の機能が低下していく傾向にあります。 つまり、老化現象がはじまり、明らかになっていくことで白髪やしわが増えたり、老眼が始まったりと「年」を目の当たりに感じるようになってきますが、どうしても多くの方は

見た目で老いが分かる部分ばかりに着目してしまいがち

老化においては、外見上の変化だけでなく、代謝機能や内臓器官、睡眠の質などにも機能低下が見られるようになりますので、一概にアンチエイジングと言っても取るべき対策や範囲はとても広範囲に及ぶことを認識しておく必要があります。

そこで今回ご紹介するのが、

運動機能の老化現象のひとつである膝痛

恐らく、この記事をご覧になられている40代以降の方は、「肩が痛い・腰が痛い・膝が痛い」のいずれかに当てはまるのではないでしょうか?人の体の関節のなかでも特に複雑な機構を持つ膝関節においては、

加齢による身体の機能低下と密接な関係性がある

ため、糖尿病や高血圧などの生活習慣病ともリンクしている部分があります。

そんな中高年における膝痛の多くは、変形性膝関節症と言われる症状で、端的に言えば軟骨がすり減ることで膝関節がスムーズに動かなくなり、

すり減った軟骨の破片が刺激して炎症を起こしたり
最終的には大腿骨と脛骨が直接ぶつかり歩行すら困難になる

深刻な疾病です。

膝痛などの関節痛においては、多くの方が「運動などで使い過ぎたため痛みが生じている」と思いがちですが、中高年の方に多い変形性膝関節症では、痛みの原因が「長年に渡る膝の酷使で軟骨がすり減り、骨同士が直接ぶつかりやすくなっている状態」であるため、

軟骨が再生しない限り痛みがで続ける

と極論できます。

今回の記事では、そんな中高年から発症しやすい変形性膝関節症を深く掘り下げ、原因から対策までさまざまな視点で徹底分析。

最悪「歩けなくなる」というリスクすらある変形性膝関節症

治療や対処法が非常に限られてしまうこの変形性膝関節症は、初期段階からの認識と正しい知識、対策を取ることが何より大切。歩行が困難になるなど、日常生活に支障をきたしてしまう前に、症状の進行を抑えることがポイントです。加齢症状のひとつでもある変形性膝関節症、誰でも罹患リスクがあるのです。


加齢だけではない!膝痛を引き起こす軟骨の擦り減り要因

普段と変わらない生活を送っていて、突然膝に違和感を覚えたり、なんとなく痛みが生じたりと、前触れもなく痛みがやってくるのが変形性膝関節症。ただ、初期段階では痛みが出たり治まったりするため、どうしても専門医の受診が遅れてしまう傾向にありますが、その状態がさらに悪化することで

  • 階段の昇り降りの際に膝が痛い
  • 正座など、膝を大きく曲げる動作が困難
  • 膝を伸ばすと痛むため眠れない
  • ジャンプや下り坂を降りると痛みが走る

初期段階では違和感を覚える程度だったものが、関節軟骨がほとんどなくなった末期段階ともなると、膝を曲げる動作はもちろん、普通に歩いたり、寝たりといった多くの行動が痛みによって制限されてしまい、生活の質の低下はもちろん、寝不足やストレス過多など、メンタル不調が顕著になってきます。

変形性膝関節症の直接的な要因は軟骨の擦り減りではありますが、軟骨が減少してしまう主な要因においては

  1. 加齢
  2. 肥満
  3. 筋肉量減少
  4. 代謝機能の低下
  5. O脚
  6. 運動過多

などが挙げられます。特に肥満・中年太りや筋肉量の減少は、典型的な加齢現象のひとつであり、さらに高齢になるほど、軟骨細胞の代謝機能が衰え、軟骨自体が傷つきやすくなったり、すり減りやすくなります。

軟骨自体は再生することがないため、変形性膝関節症による膝の痛みから解放されるためには

手術による治療か、それ以外の方法か

の2つしかなく、手術による治療は干渉している骨を削ったり、人工関節に置き換えるなど、大掛かりな手術になるだけでなく、長期にわたる術後のリハビリも必要になるケースがほとんど。

もちろん、40~50代で手術が必要になるほど、変形性膝関節症が重症化しているケースは稀かもしれませんが、

手術が必要になるほど重症化してしまう前に対策を取る

というのが理想です。痛みが出る膝を保護するための筋力強化など、手術以外の保存療法を行い、日頃から体重を増やさないなど、膝関節への負担を軽減させる意識を持つことが非常に大切なのです。加齢による代謝低下はあらがうことができませんが、

肥満や筋肉量の減少は努力によってあらがうことができる!

特に加齢による筋力低下は、下肢筋肉から減少していく傾向にありますので、中高年以降は嫌でも太りやすくなる、嫌でも筋肉が減る、嫌でも膝への負担が増えて軟骨が減りやすくなるのです。

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加齢による膝痛は治療より予防~生活習慣も見直そう

変形性膝関節症に対する知識がない方が膝痛に見舞われた場合、多くの方が

安静にしてればそのうち痛みもひくだろう

と考えると思います。 もちろん、初期段階では痛みがひいたり、再発したりを繰り返しますが、言うまでなくその痛みが発生する頻度は徐々に増えてきて、痛みが我慢できなくなった段階で整形外科を受診するというケースが多く、その時点では中期段階まで進行していることも決して珍しくありません。

膝痛に限ったことではありませんが、痛みが生じている部位は安静に保つという考えになりやすいのですが、

変形性膝関節症における基本的な保存療法は運動療法!

慢性的に膝が痛む際の悪い対処法については

  1. 膝が痛い
  2. 安静にする
  3. 下肢筋肉が減る
  4. 膝への負担が増える
  5. さらに軟骨が減る

このようなネガティブなサイクルから

  1. 膝が痛い
  2. 膝の負担が小さい運動を行う
  3. 下肢筋肉が強化される
  4. 膝への負担が減る
  5. 軟骨が減るのを軽減する

というポジティブなサイクルに移行させることが大切。
特に、元々筋肉量の少ない女性においては、変形性膝関節症の罹患リスクが高い傾向にあり、

80歳以上ともなると80%程度が罹患している

というデータもあるほど、身近な症状でもあります。

体重を増やさないという点においては、

偏った食生活のや不規則な生活習慣の見直し

下肢筋肉の減少においては、

ウォーキングやスイミングなどの運動習慣を身につける

といったように、日常の生活そのものを見直すことも膝痛を低減させることに繋がり、変形性膝関節症の有効な保存療法になるのです。

もちろん、炎症が起きている初期状態などは安静にする必要がありますが、痛みや炎症が収まったら、膝に負荷を掛けない程度に徐々に膝を動かしていくことを心掛けましょう。

まとめ

  • 中高年からの膝痛の多くは変形性膝関節症である可能性
  • 変形性膝関節症は長年に渡る軟骨の擦り減りによって罹患
  • 加齢による筋力の低下や体重の増加によって顕著化する
  • 軟骨は再生しにくいため治療法は基本的に保存療法となる
  • 痛いからといって関節を動かさないと悪化しやすい
  • 下肢筋肉の強化によって膝への負担を減らすことが重要

記事監修:久保 明 医学博士

医療法人財団百葉の会銀座医院 院長補佐
東海大学医学部医学科 客員教授
日本臨床栄養協会 理事長
元 厚生労働省薬事・食品衛生審議会 専門委員

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