これまでご紹介してきたとおり、口臭は虫歯や唾液量減少といった口内環境の悪化が要因の「口腔性口臭」であれば、胃腸の乱れや便秘などによって臭気物質が血液を介して全身に回ってしまう「全身性口臭」もある、ということを学びました。つまり、口臭予防・対策においては、単に歯を磨けば良いという訳ではなく、
便秘解消など腸内環境も整えることが必須
と言っても過言ではありません。
特に腸内環境は、生活習慣の乱れはもちろん、ジャンクフードやファストフードなどの偏食、ストレスや不安といったメンタル不調でも腸内フローラは乱れ、悪玉菌が増殖しやすい環境に陥りやすい傾向にあります。よって、生活習慣と食生活は日ごろから留意しておくことが肝要です。
「口臭」という観点では、あまり胃腸要因を意識することも少ないかもしれませんが、身近な例で言えば「焼肉を食べた後のニンニク臭」「深酒した翌朝のアルコール臭」などは経験があるかもしれません。こうした食後の口臭(食事性口臭)は一時的ではありますが、胃や腸、肝機能が低下していると臭いが抜けにくいことがあり、状況によっては糖尿病などの病的口臭の可能性もあるのです。
このページでは、そんな口腔性口臭以外の口臭起因と腸臭起因について詳しくご紹介していきます。
歯はしっかりケアしているのに口臭の自覚があるという人は、腸臭起因を疑ってみると良いでしょう。
前段では、口臭原因に口腔性口臭もあれば全身性口臭もあるという点を挙げましたが、一般的に口臭がキツくなりやすい人の食生活の特徴を見ると、ある程度共通する部分や傾向があります。
それにより、口腔内では虫歯菌が増殖しやすく腸内環境も乱れている人が多いというのが実情。もちろん個人差こそありますが、食生活の特徴を幾つか挙げると
という傾向にあります。
「▼腸内環境と口臭の関係性」のページでもご紹介しておりますが、上記のような生活習慣・食習慣、とりわけ甘いお菓子やパンなどの「糖」は口内環境も腸内環境も悪化しやすく、便秘にもなりやすいことは説明の余地がありません。特に便秘が多い女性においては、腸内に長時間便が滞留することで、揮発性硫黄化合物(VSC)が血管に吸収され全身に回る。つまり、呼気そのものが特有の「下水臭さ・ドブ臭さ」になりやすくなってしまうのです。
もう少し分かりやすく言えば、以下例のように
糖の摂取が多い方→口内は虫歯菌が増えやすい→腸内は悪玉菌が増えやすい
偏食の方→腸内が乱れる→睡眠の質が低下する→唾液量が減り虫歯になりやすい
これらはすべて口臭を悪化させる要因となりますので、特にご飯などの炭水化物を含めた「糖」の摂りすぎには要注意。甘いパンやコンビニスイーツなどはもちろんのこと、白米やパン・麺類といった精製された炭水化物も口腔内細菌の餌になりやすく、さらにタンパク質もまた「▼歯周病菌「レッドコンプレックス」の大好物である」という点を覚えておくと良いでしょう。
| 区分 | 栄養成分 | 口臭への影響 | 補足事項 |
|---|---|---|---|
| 口内環境 | タンパク質(肉・魚・卵など) | 口内細菌が分解してVSCを産生 | レッドコンプレックスの大好物 |
| 口内環境 | 糖(米・パンなど炭水化物含む) | 歯垢形成や細菌増殖を助ける | 精製された炭水化物は特に増殖しやすい |
| 腸内環境 | 糖(精製炭水化物・砂糖など) | 腸内で発酵して悪臭物質を生成 | 悪玉菌の大好物で糖尿病リスクも高まる |
| 腸内環境 | タンパク質の摂りすぎ | 腸内で腐敗してアミンや硫化水素を生成 | 血液を介して呼気が臭くなる |
| 腸内環境 | 動物性脂質の摂りすぎ | 腸内での腐敗発酵を助長する | 腸内環境の乱れから様々なニオイの原因に |

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多くの方は「口臭がキツイ人は歯を磨いてない」という先入観をお持ちかもしれませんが、歯の手入れをしっかり行っていたとしても、口臭は決して他人事ではなく、日ごろの生活習慣や食習慣、ストレスなどのメンタル状況に応じて、常に口臭を発する可能性があるということを認識しておく必要があります。
時間効率が優先される現代社会においては、食生活においても栄養バランスの取れた食事以上に、
手軽で早く空腹感を満たせる食事を優先
させる傾向にあります。特にコンビニ食やファストフードといった超加工食品群は、主に糖質・脂質・塩分が偏った設計であることから、腸内環境も悪化しやすいのが実情です。
特に塩分の多い食品は、それだけで口が乾きやすくなって口臭がキツくなる傾向にありますので、結果的に腸内環境の悪化による全身性口臭だけでなく、口内性口臭も強くなる可能性もありますが、とかくコンビニ飯のような炭水化物中心の食事を続けることによって
上記が、腐敗ガスによる全身性口臭のメカニズムではありますので、特に中高年以降は「食事の質」という点に留意することが肝要です。なお、全身性口臭については上記以外にも、
●肝機能の低下による「肝性口臭」
肝臓で処理しきれなかった有害物質や老廃物が、血液に流れ込んで呼気として排出。飲酒習慣のある人や、糖質・脂質過多、便秘、肥満、加齢などが主な要因。冬の満員電車など、空気がこもった環境で臭う腐卵臭のような臭気の正体。
●腎機能の低下による「腎性口臭」
腎臓が本来排出するはずだった老廃物が、血液を介して呼気として漏れ出る口臭。自覚できるほど強い口臭で、VSCの臭いとは違ったアンモニア刺激臭が特徴。こちらは口臭ではなく腎臓の排泄不全が原因で、歯科医ではなく内科医への受診が必要。
●糖尿病による口臭「糖尿病性口臭」
VSCともアンモニア臭とも違ったニオイが特徴の糖尿病性口臭は、インスリンが不足することで、揮発性の高いアセトンなどが呼気から排出されるケース。特徴的な甘酸っぱい口臭から、糖尿病のサインと捉えることができる場合があります。
などの病的口臭がありますので、歯を磨いても口臭が解消されないといった場合は、上記のような原因も疑ってみると良いでしょう。

腸内環境の乱れによる口臭

肝機能の低下による口臭

腎機能の低下による口臭

糖尿病による口臭
前段でもご説明したとおり、全身性口臭の原因は、病的な要因を除けばその多くが生活習慣や食習慣が影響していることが多いため、言うなれば改善意識ひとつで口臭を解消させることが可能です。近年では、健康を度外視したダイエットやストレスを背景とした飲酒・喫煙習慣など、日常生活のなかで
口臭悪化要因が数多く内包している
ことから、日ごろ意識と具体的な行動が重要になることは説明の余地がありません。特に口腔内要因の口臭においては、日々のマウスケアや歯科治療で改善できるかもしれませんが、体臭を含めた全身性口臭は、生活習慣そのものの見直しと食生活の改善が必要で、一朝一夕でなし得るものではありません。
特に中高年以降は、加齢によって口内が酸性に傾き虫歯になりやすいことは「▼実は口内環境も加齢の影響?!40~50代から歯周病が増える理由」でもご紹介しておりますが、それ以外にも唾液量の減少、ホルモンバランスの変化、慢性的な睡眠不足、ストレスによる自律神経の乱れなど、数多くの口臭要因にさいなまれます。
そして、その要因の多くは「口内起因ではなく全身性口臭要因である」ことを認識し、口臭=歯磨きはもちろんですが、体全体のメンテナンスと生活習慣の見直しを中長期的に取り組むよう心がけましょう。
【口臭がキツくなる食生活・成分・まとめ】