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貴重なローズオイル

ローズオイルはとても高価

長いバラの歴史の中でもクレオパトラや皇帝ネロなどが存在していたと言われる時代、古代エジプトや古代ローマ時代にはすでにバラは栽培されており、香り高い芳香を放つバラの花は特権階級の人々の間では、香りを楽しむ以外にも美容や薬用としても取り入れられていました。 当時のローズオイルは、動物油脂に花びらを入れ加熱し、香気成分を吸着させ、アルコールで抽出する温浸法、熟成法で抽出された香油が使われていたようです。何しろ元々高価なバラの花びらを大量に使用されていたのでとても高価なものです。
自分専用のバラ農園や香油工場をもっていたとされるクレオパトラは、自分で使用する他にも近隣国との貿易にも利用しており、金よりも価値が高いとされていたと言われています。

2種類の抽出方法

現在ローズオイルは、10世紀頃に水蒸気蒸留法が確立され、水とバラの花びらから精油とローズウォーターを抽出できるようになりました。しかし、一回の蒸留でローズオイルが生成されるまで丸一日かかる上に、1ccのオイルを抽出するためには約2600本のバラが必要になります。 また、アブソリュートと呼ばれる抽出法もあります。こちらは溶剤を使った抽出法になります。

上記でも触れたように、水蒸気蒸留法水とはバラの花びらだけで作られたローズオイルです。 バラの中に香り成分が凝縮している朝摘みのダマスクローズと水をその日のうちに窯に入れ熱し丸一日かけて蒸留すると、ローズオイルとローズウォーターが出来上がります。

主にダマスクローズを使って蒸留したものがローズ・オットーと呼ばれており、抽出方法の安全性からスキンケアから食品など幅広く利用されています。

ローズ・アブソリュートは溶剤を使用してローズオイルを抽出します。水蒸気蒸留では取り出せない成分も抽出でき、また熱による成分の損傷が少ないため、ローズ・オットーよりも香気成分をそのまま取り出せるメリットもあります。
ただ、最終工程で溶剤はすべて取り除かれますが、100%取り除けているのかといった可能性もあるため、食用や肌に直接使用するのは避けた方が無難です。
ローズ・アブソリュートで抽出されるバラの花は、モロッコやフランスが主な産地といわれるキャベッジローズが使用されています。
ダマスクローズに比べて花弁の数が多く、カップ状の大輪の花を咲かせます。
ダマスクローズと同様、香気成分やオイル成分が凝縮している朝摘みのものを使用します。コスト的に蒸留法よりも優れているので香水など幅広く使われています。